2003年の西川ニュースVol.123に興味深い記事が載っていました。そのまま引用させていただきます


日本にはもともとひつじは存在しませんでした。日本に初めてひつじを持ち込んだのは、平賀源内だという説もありますから、江戸時代まで日本にはひつじはいなかったことになります。

干支のひつじも中国から伝わったものですから、多くの日本人にははっきりとしたひつじのイメージはなかったと考えてもよさそうです。「ひつじが一匹、ひつじが二匹…」の言い伝えはもともと西洋のもの。

聖書とひつじは縁が深い事もあってキリスト教圏から伝わったものという指摘もあります。「迷える子羊をお救いください」という言い回しがあるように、キリスト教で、ひつじは良き信者の象徴。

ひつじを数える事によって、神の御加護により安らかな眠りに入ることができると信じられていたのが起こりではないかともいわれています。ひつじはおとなしい家畜です。

のんびり.したイメージがあります。ふわふわした毛におおわれた姿を見ていると落ち着きます。牧場の緑と青い空とひつじの姿を思い浮かべるだけでリラックスして眠れそう

ところが、日本語で「ひつじが一匹、二匹…」と数え出したとたんに目が冴えてしまいます。

これは、ひつじ"=Sheepを日本語にしてしまったのが原因。眠りを英語にするとSleepです。

つまり、「ひつじ"=Sheep」と「眠り=Sleep」の発音が似ていることから、ひつじののんびりとした姿を思い浮かべながら、「シープワン、シープツー、スリープスリー」と数えているとだんだん眠たくなってくるというのが、本当のところのようです…

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